救急救命士、気管チューブを食道に=秋田(時事通信)

 秋田県の大館市消防本部は10日、同市消防署北分署の男性救急救命士(38)が、入浴中に心肺停止状態となった同市花岡町の女性(78)に、気道確保の処置をした際、気管チューブを誤って食道に挿管したと発表した。女性は病院に搬送されたが死亡。死因は水死といい、消防本部は「誤挿管の因果関係は調査中」としている。
 消防本部によると、9日午後6時40分ごろ、女性が浴槽の湯に顔をつけ意識を失っているのを夫が発見。通報で駆け付けた救急救命士が搬送中にチューブを気管に入れようとしたところ、誤って食道に挿入した。女性は約1時間50分後に死亡が確認された。
 この救急救命士は2008年12月に気管挿管を行う資格を取り、今回が4回目の挿管だった。 

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